【体験談】カラオケが上達する練習方法(10点アップ)

【体験談】カラオケが上達する練習方法(10点アップ)
・それなりには歌えるけど、もうちょっと上手くなって友達に差を付けたい!
・採点でどんなに頑張っても80点台しかでない。90点台を出したい!
・基礎練習ばかりだと飽きてしまい続かない。

上記のような願望や悩みを持っている方はいませんか?(私がそうでした)
そんな方向けに私が80~88点くらいから90~98点くらいにアップした練習方法を紹介します。(点数はDAMの精密採点DX基準)

※あくまで素人の私が趣味でやっていることなので、非効率であったり間違いなどもあると思います。本格的に歌が上手くなりたい人はボイストレーナーなどの専門家に教わってください。

楽しく練習しよう

ネットで練習方法や上達方法を調べると、発声練習の方法などをよく見かけます。
確かに基礎練習は大切ですが、私のような根性が無い人間には、コツコツと地味な練習を続けていくことが出来ません。

またプロの歌手になりたいわけではなく、友達とカラオケに行ったときなどに「お、こいつ上手いな」と思われるくらいになれれば満足なんです。

なのでカラオケを楽しみつつ、それなりに上達できる練習方法を紹介したいと思います。

カラオケ店で練習しよう

最近はゲーム機などで自宅でカラオケも出来ますが、防音対策された部屋などが無い限り、大声を出すと近所迷惑になります。

また小声で歌ってしまうと、実際にカラオケ店で歌う時と歌い方が変わってしまったりして、あまり練習になりません。なのでカラオケ店で練習する事をオススメします。

「カラオケ店だと一人で練習できないよ」という方がいるかもしれませんが、最近では一人カラオケ(通称ヒトカラ)の人も珍しくありません。私もそうです。実際に行ってみると半数以上ヒトカラという時もあります。

私のオススメは、漫画喫茶にカラオケが併設している店です。

一人客が多いため受付で浮くこともありません。さらにドリンクバーがあるので、飲み物を持った店員が部屋に来て気まずいという事も起きません。

また漫画が読めるので、休憩中に気分転換できて飽きにくいというメリットもあります。
私は休日に12時間ぐらい居たりします。友達は少ないです。泣

機器の設定をキチンとしよう

実際にカラオケに行ったときにまずやって欲しいのが機器の設定です。
これをやるかやらないかで、練習の効果が大きく変わります。

BGM音量が大きすぎると自分の声が聞こえなくなるし、マイク音量が大きすぎるとメロディーが聞こえなくなります。

音程をしっかり合わせるためには、バランス良く聞こえるように調節することが大事です。
どのような設定にするかは人にもよるため、自分で色々試してみるのが一番です。

エコーは小さめをオススメします。
大きすぎると言葉が聞き取りにくくなって、ごまかして歌ってても分からなくなります。
無しにしても良いと思いますが、ちょっと味気無い感じに聞こえてしまうので、私の場合は少しだけ残します。

最後にちょっと裏技チックな設定を紹介します。
ボーカルプロセッサー設定というものです。LIVE DAMの場合はカラオケ機本体の液晶メニューから、「設定」→「ボーカルプロセッサー設定」の順に選択します。
そこで色々な設定が選べるのですが、オススメは「パワフル」という設定です。

この設定を行うと採点で加点されやすくなるらしいのですが、それ以上に私が感じるのは、高音低音の歌声がハッキリ聞こえるようになることです。音程も合わせやすくなりますし、歌声の聞こえ方も良くなります。

割と簡単に設定できるので、音量調節するついでにサッと設定してしまったら良いかと思います。

好きな歌で練習しよう

いよいよ本題である練習方法について書いていきます。
結論から言うと“目的別に練習曲を決めて歌い込む”のが練習方法になります。

なのでまず最初に目的別の練習曲を決めましょう。何を上達させたいかによって変わってくるのですが、私が実際に行っている以下の4種類をオススメします。

・裏声練習曲
・低音練習曲(ビブラート練習曲)
・高音練習曲
・通常練習曲

練習曲は自分の好きな歌の中から決めるようにしましょう。
そうすることで練習しながらもカラオケを楽しむことができます。

ただし、あまり増やし過ぎない方が良いと思います。
同じ曲を繰り返し歌うことで音程の正確性が上がるのと、自信を持って歌えるようになります。

特に重要なのは裏声練習低音練習です。
この2つは喉に力が入っていると声量が出ません。しっかりと発声するためには喉をリラックスさせる必要があります。この練習でしっかりと歌えるようになれば、他の練習曲でも自然な発声で歌えるようになりますので頑張りましょう。

慣れないうちはあまり声量が出ないと思いますが、強引に喉に力を入れて発声しないよう気を付けてください。自然な発声で歌えるようになると、喉が疲れにくくなり声が枯れることもなくなります。

これから具体的にどのように練習曲を決めていくかを説明しますが、私基準なので男性目線が多くなってます。できるだけ性別問わず参考にできる情報を書こうとは思いますが、具体例などは男性向けになりますのでご容赦下さい…。

裏声練習曲

裏声を練習するための曲です。

裏声をしっかりと歌声として使いこなせるようになると、かなり歌ウマな印象を与えることができます。地声と裏声の切り替えがスムーズに出来る人の歌を聴くと、ちょっと鳥肌が立つぐらい心地良いです。

裏声を出すには喉がリラックスしていないといけないので、ちょっと喉が力んでるなって時にストレッチ代わりに歌うのもありだと思います。

選び方

地声だけでは歌えない高さの曲を選びます。

できれば“裏声を使うか地声を使うかきわどいラインの高さ”が多い曲が良いです。
きわどい高さを裏声で歌ったり、地声で歌ったりすることで、切り替えがスムーズにできるようになります。

私の場合は“ちょっと低め”の女性曲を原キーで歌っています。
“ちょっと低め”としているのは普通の女性曲だと高すぎてほとんど裏声で歌うことになってしまい、切り替えの練習ができないからです。

好きな曲をキー変更で高くしても良いと思いますが、私の場合は音感があまり良くないので、キー変更すると音程が分からなります…。また毎回キーを変えるのが面倒くさいというのもあります。笑

高めの男性曲でも良いのですが、裏声だとちょっと弱々しい感じになって曲調と合わないことが多いです。スピッツとかはありだと思いますが。

歌い方

喉をリラックスさせて“言葉をハッキリと発声する”ことを意識しましょう。

裏声は普段あまり使わないため、弱々しく音量も小さいです。慣れないと息が漏れてるだけのような声になると思います。

ハッキリと発声するのを意識して歌うことで、だんだんと裏声での喉の使い方や、息のコントロールの仕方が分かってくると思います。

選曲例

私が歌っている裏声練習曲を紹介します。

・永遠(ZARD)
・心を開いて(ZARD)
・帰りたくなったよ(いきものがかり)
・金魚花火(大塚愛)
・Swallowtail Butterfly ~あいのうた~(YEN TOWN BAND)

など

裏声の大切さについては、以下の記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください
カラオケ上達には必須!裏声を使いこなして周りに差を付けよう!

低音練習曲(ビブラート練習曲)

低音およびビブラートを練習するための曲です。

高音を出したいという人は多いですが、低音についてはあまりこだわっていない人が多い気がします。ですが、低音パートで明らかに声が小さくなるのは、少しカッコ悪いですよね。

また私の経験上、低音でスローテンポな曲はビブラートの練習がやりやすいです。恐らく低音だと喉に不要な力が入りにくいからだと思います。
ただこれに関しては、自分が喉に余裕を持って歌える歌であれば何でも良いと思います。

ビブラートのやり方については以下の記事で詳しく紹介していますので、良かったらご覧ください。
カラオケで使うビブラートはこれでOK!理由とやり方を紹介

選び方

少し声が出にくい低音の曲を選びます。
歌えなくはないけど声が小さくなってしまうような低音の曲が良いです。

私の場合は女性曲をオク下で歌っています。

オク下とはざっくり言うと“原曲のドレミファソラシドではなく、1つ下のドレミファソラシド”で歌うことです。
採点でもオク下は音程が正解の判定となるため問題ありません。

歌い方

裏声でも書きましたが、喉をリラックスさせて”言葉をハッキリと発声する”ことを意識しましょう。

というか、歌うときは常に意識した方が良いと思います。聞き手に歌詞がしっかり伝わらないと歌の魅力も半減します。自分自身もしっかり歌詞を意識して歌うことで、より曲にのめり込みながら歌うことができます。

またビブラートも積極的に使ってみましょう。

選曲例

私が歌っている低音練習曲を紹介します。

・負けないで(ZARD)
・マイフレンド(ZARD)
・ブルーバード(いきものがかり)
・プラネタリウム(大塚愛)
・Hello, Again ~昔からある場所~(MY LITTLE LOVER)

など

高音練習曲

地声の高音を練習するための曲です。裏声を使うのも良いですが、レミオロメンの粉雪みたいな曲では裏声だとちょっと盛り上がらないですよね。
実は一番高得点が出やすいのがこのジャンルだったりします。慣れてくると自然と抑揚がつきやすいからではないかと思います。

高得点を取るためのコツと曲の選び方は、以下の記事で紹介していますので、良かったらご覧ください。
カラオケで高得点を取るためのコツと曲の選び方【目標90点】

※この練習は喉を痛めやすいので、裏声練習と低音練習をしっかり行い、喉をリラックスさせて歌う感覚を身に付けてから行うのが良いです。

選び方

裏声練習曲ほど高くはない、地声でぎりぎり歌える高さの曲を選びます。
私の場合は、自分と同姓の歌手でちょっとキーが高い曲を歌っています。

歌い方

またまた同じ事を書きますが、喉をリラックスさせて”言葉をハッキリと発声する”ことを意識しましょう。
少しでも喉が痛くなったり、疲れてきたら裏声練習か低音練習に切り替えるようにしてください。
喉が痛くなるのは歌い方に問題があるということなので、そのまま続けると悪い歌い方の癖がついてしまいます。

高音が出せない、出しにくいという方は以下の記事で解決方法を紹介していますので、良ければご覧ください。
カラオケで高音が出ない!その理由と解決方法を紹介します!

選曲例

私が歌っている高音練習曲を紹介します。

・粉雪(レミオロメン)
・栄光の架け橋(ゆず)
・ひまわりの約束(秦基博)
・リライト (ASIAN KUNG-FU GENERATION)

など

通常練習曲

普段から良く歌っている曲の練習です。
実は通常練習曲が一番大変だったりします。今でもそれなりに歌えるので、歌い方の癖が付いている場合が多いです。
私も昔から歌ってる曲だと昔の歌い方(大声を出すために喉が力んだり)になることがいまだにあります。

ただ歌いやすさは練習曲の中では一番なので、私は準備運動代わりに最初に数曲歌ったりします。

選び方

無理なく地声で歌える曲を選びます。

歌い方

そうです。喉の力を抜いて”言葉をハッキリと発声する”ことを意識しましょう。歌い方については全て同じ事を書いてますが、要するに曲によって発声方法が変わらないようにするという事です。

喉が痛くなったら裏声練習、低音練習に切り替えましょう。

選曲例

私が歌っている通常練習曲を紹介します。

・天体観測(BUMP OF CHICKEN)
・カルマ(BUMP OF CHICKEN)
・HANABI (Mr.Children)
・小さな恋のうた (MONGOL800)

など

勇気を持って自分の歌を聞こう

練習曲が決まったら、あとはカラオケで歌いまくるだけですが、一つ必ずやってほしいことがあります。それは“自分の歌を録音して聞く”ことです。

自分の声は自分が聞こえてる声と、他人が聞こえてる声でかなり違います。
いい感じで歌えたと思っても、録音した自分の声を聞くと「なんだこれ」みたいなことが結構あります。
なかなか恥ずかしいしツライのですが、聞いてみないとどこが悪いのか分からないです。

でも悪い点だけでなく、気づいていなかった自分の良い点が見つかることもあります。
案外裏声イケテルな」とか「思ってたよりビブラート自然に聞こえるじゃん」とか。
悪い点は改善し、良い点は伸ばしていくようにしましょう。

録音方法についてですが、私はDAMとも会員というのに入っています。
会員になるとカラオケの機器で録音して、ネットの会員サイトで聞くことができます。
もちろんボイスレコーダーやスマホで録音して聞くとかでも良いと思います。

会員サイトであれば、精密採点の結果や歌唱中の音程バーの動きを見たり、他の上手い人の録音を聞いたり出きるので、分析しやすいというメリットがあります。

方法は自分にあったものを選んでください。
まずは自分の声を聞いてみることが大事です。

まとめ

ザックリまとめると以下の1~3を繰り返すことが、”カラオケが上達する練習方法”になります。

1.目的別に練習曲を決める。
2.カラオケ店で練習曲を歌う。
3.録音して聞いてみる。

すぐに効果が出るわけではありませんが、カラオケで好きな歌を歌うのが練習になるので続けやすいと思います。
私は4年くらい週1,2回で1回3~6時間くらいのペースでカラオケに行っていますが、90点を越えたのは開始から3ヶ月くらいだったと思います。
95点は1年くらいだったかな。はじめは90点がすごい嬉しくて、90点越えた曲が増えたら一々写真撮って眺めてたりしてました。笑

また幅広い音域が無理なく歌えるようになってくるので、色々な曲にチャレンジしたりするのを楽しんだり出来ます。

みなさんも是非試してみてください。(くれぐれも無理して喉を痛めたりしないように)

実際にどんな感じで練習しているかも書いていますので、良かったらご覧ください。
カラオケを全力で楽しんで来た!(一人)【ヒトカラ】